財務戦略

小規模美容室のキャッシュフローを最大化させる財務戦略

こんにちは。

谷川です。

今回のテーマは

【小規模美容室のキャッシュフローを最大化させる財務戦略】

です。

小規模美容室のキャッシュフローを最大化させる財務戦略

コロナウイルス感染症の影響を受けている美容室も多く、

資金繰り支援を利用してお店の存続に注力されているかと思います。

しかし、

持続化給付金などのもらえるものはお金を返さなくても良いのですが、

融資制度のようなものは借金となります。

借金は返さなくてはいけません。

返せなくなると廃業になってしまいます。

そして、

その借金は利益の中から返済する事になります。

その利益ですが、

決算書などでは利益はでているのに現金は残っていない場合があります。

黒字倒産などと言うこともよく聞きます。

そこで、

キャッシュフローを理解しておくことが必要です。

キャッシュフローとは?

「キャッシュ」とは、現金や、普通預金などのことです。

「フロー」とは流れのことです。

美容室の経営ではお金の出入りが発生します。

売上などのお金が入ってくることを「キャッシュイン」

経費などのお店から出ていくお金を「キャッシュアウト」

と言います。

キャッシュインからキャッシュアウトを差し引いた収支がキャッシュフローです。

つまり、「キャッシュフロー」とは現金の出入りのことを言います。

利益とキャッシュフローの違い

利益は、売上から費用を引いて計算します。

例えば、

1000円で仕入れて1500円で売ると利益は500円です。

500円=1500円−1000円

この時に、商品を仕入れてすぐに売れて、そして現金仕入れをしていれば500円の利益ですが、仕入れをして売れなければ、-1000円です。

利益      :500円

キャッシュフロー:-1000円

となります。

会計上の数字は必ずしも一緒になりません。

キャッシュフローを把握する一番簡単な方法

キャッシュフローを把握する一番簡単な方法は、キャッシュの増減を見ることです。

今月末のキャッシュ−先月末のキャッシュ=月間のキャッシュフロー

です。

キャッシュフローをプラスにするには、

  • 仕入れをしてからできるだけ早く売り上げて在庫を増やさないようにする。
  • 支払いをできるだけ遅くする。

キャッシュフローがマイナスとなる原因の多くは、

  • 必要以上の多額の設備投資や器具の購入
  • お金を生まないことへの出資

です。

キャッシュフロー経営

経営を現金ベースでやっていきましょう。

現金が残っている時は廃業はありません。

そして、

お金の出入りやこれから先に支払う事などを理解しておくためにも、

資金繰り表を作ることをお勧めします。

エクセルで簡単に作れますのでやってみて下さい。

私が使っている資金繰り表はこんな感じです。

資金繰り表
令和○年度
商号
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
現金売上
現金仕入
人件費
経費
支払利息
支出計
差引収支
保険・税金
借入金返済
出金計
差引財務収支

是非やってみて下さい。

まとめ

コロナウイルス感染症の影響を受けている美容室も多く、

資金繰り支援を利用してお店の存続に注力されているかと思います。

しかし借金は返さなくてはいけません。

そのためにも、キャッシュフローを理解しておくことが必要です。

キャッシュフローを理解して現金を多く残していきましょう。

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