こんにちは。
谷川です。
今回のテーマは
【美容室の経営戦略は顧客心理を知る事から始まる】
です。
美容室の経営戦略は顧客心理を知る事から始まる
お客様の顧客心理を考えた事はありますか?
我々美容師は常日頃、技術の研鑽に励み、セミナーを受けたり、新しい薬剤の講習を受けたりして、お客様に喜んでいただくために努力しています。
そして、
SNSを用いて、
それらを発信したり、
新しいメニューを作ったりしていますが、
お客様からしたら、
的外れな事はありませんか。
お客様はどういった思いで美容室を選び、ご来店されるのでしょうか。
お客様の心理 店販商品
美容室では店販商品としてシャンプーやトリートメント、ワックスやオイルなど様々な商品があります。
お客様の中には、ドラッグストアなどで売っている安いものを買わずに美容室で買われる方がいらっしゃいます。
この方々はシャンプーの内容成分が知りたいわけでもないですし、ワックスの効能が知りたいわけではありません。
1回に使う量であったり、つけ方であったり、スタイリングするときのポイントがしりたいのです。
これらをきちんとお伝え出来たお客様が商品を買ってくださいます。
物を売るのではなく、事を売るのです。
このことは、店販商品に限らず技術メニューにも言えます。
顧客心理 スタイルのオーダー編
お客様にカウンセリングをしている時に、
我々はお客様の満足のいくスタイルを提供しようと考えます。
一緒にヘアカタログを見たりして希望を聞き出します。
でも、お客様の心理はどうなのでしょうか?
他の人から素敵なヘアスタイルだと言われたいのです。
いつもキレイねと言われたいのです。
お客様からの注文通りのヘアスタイルを作るよりも、
他の人から素敵なヘアスタイルと言われる提案をしてやることが大切です。
これが出来ている美容師の特徴は、
お母さんのヘアスタイルを見て、20代の娘さんが指名してご来店いただいてます。
これはもう、すごいことです。
お客様をよく理解し、生活パターンやお家でのスタイリングを知ったうえでスタイル提案をしているからです。
やはり、
物を売るのではなく、事を売るが実践されています。
お客様の心理 カラー編
現在、来られているお客様の中でホームカラーをされている方は何%ぐらいいらっしゃいますか?
その方々は、ホームカラーでするより美容室でカラーをした方が良いとわかっているにもかかわらず、家で染めています。
ホームカラーをしているお客様が多い美容室は、
物を売っているからです。
「ホームカラーは傷みます」
ぐらいしか伝えていないのです。
理由(ワケ)をお伝えしていないのです。
ホームカラーをすると、傷むだけではないはずです。
たいていの場合、家で染めるとき、分け目や生え際の見えるところだけ塗って、後ろは
適当であったりします。
するとどうなるかと言うと、ムラが沢山出来て、ダメージの度合いが、頭の前後ろ、上下、根元、毛先全て違います。
この状態でキレイなパーマやストレートパーマ、そしてキレイなヘアスタイルを作れません。
根元のカラー・毛先のカラーなどやリタッチのことなどを伝えずにいるからです。
やはり、
物ではなく、理由(ワケ)や事を売らなくてはなりません。
まとめ
物を売るのではなく理由(ワケ)を伝え事を売る
お客様の顧客心理を読み取り、そこから考えていく事が大切です。
お店で売っている店販商品よりも、
お客様の注文通りのスタイルを作ることよりも、
単価・メニューを考えるよりも、
先に顧客心理を考えることが、美容師・美容室、美容室経営において
とても大切です。