こんにちは。
谷川です。
今回のテーマは
【美容室の売上を最速で上げるための経営者の考え方】
です。
美容室の売上を最速で上げるための経営者の考え方
結論から言うと
いつまでも「従業員発想」ではダメです。
美容師発想から経営者発想になる、と言う事です。
自分も従業員発想のまま経営をしていました。
従業員発想は、
例えば、お店の売上を上げる為に、自分がお客様を沢山入客し、自分の売上に満足し、客数を増やして頑張っている感を出し満足している。
お店で1番の売上でいる。
自分が、自分がと言う意識が強くありました。そして単価を上げる為、CUT&カラーで来られたお客様にトリートメントをオススメし、おまけにパーマはいかがですかなどと言い無理やりパーマをする。
このような接客は良くありません。わかっていても売上を上げることしか考えられず
お客様のお悩みを知ろうとせず、単価を上げて、売上を上げたいがために行動しています。こんな事をしていればドンドン下降線をたどります。
こんな事を続けていると、それを見ているスタッフは育たないし、離職していきます。
何故なら、自分がしてきた事がすべてと考えているので売上を追及するあまり、スタッフに、がむしゃらに入客しろ、店販商品をオススメしなさい、技術があれば売上はついてくるだとか言いレッスンを強要するようになります。講習を沢山受けるように言うでしょう。
最悪のパターンです。
では、
これから必要な経営者発想とは、
どういった考えなのか?
同じ単価なら今までより早く仕上がるようなメニューを考え、戦略を練る。
例えば、ストレートパーマであればアイロンを使わないメニュー、ノンアイロンストレートパーマ。
これは同じ値段で販売でき、時間も1時間半で出来ます。
同じ時間なら今までより料金をいただけるメニューを考え、戦略を練る
例えば
カラーをしながらトリートメントができ艶が出る、カラーをしながらボリュームダウンが出来るプラスメニューなど。
カラーに混ぜることでツヤが出たり、ボリュームダウンができるのでお客様のお悩み解消にもなるし、施術時間は同じです。
このようにして
常に時間を意識して考える事が必要になります。
これらを仕組み化していきます。。
自動的に客単価アップが出来るメニューを考え、トークマニュアルや接客マニュアルを作り、自動的にリピート率アップするようにします。
誰がやっても同じように出来るメニューを考えなくてはなりません。
それに、
これからは、人口減少の時代です。小規模サロンが値引きなどをして薄利多売へ舵をとれば最悪です。
よく高単価のメニューを作りなさいと言われていますが、これは間違いです。
正確には高単価でありながら短時間で出来るメニューを作る。
と言う事です。
又は
同じ施術時間でありながらプラス料金を出来るメニューを作る事です。
常に時間を意識しながら利益を高める方法を考える事です。
経営者ですから利益を高める為に行動すべきです。
店販商品を売ることに力を注ぐより技術メニューを売ることに力を注いだ方が絶対に利益は出ます。
店販売上よりも技術売上を重視しましょう。
そして
経営者は最速で売上を上げて利益を高める事も考えなければなりません。
この最速と言う事が大切です。
例えば自分が行ったのは、1年で売上を2倍にした時
売上=客数×客単価×リピート
としたときに、最終的には全ての数字を上げるのですが、順番があると思いました。
チラシをまいて値引きをやって新規のお客様を増やしたとしても、そのお客様を2回、3回と来ていただけるだろうか?
いきなり値段を上げるとお客様が減ってしまうだろう!
と、考えた時に
まずはリピート率を上げて年間来店回数を増やすことにしました。
DMなどを有効的に使い
再来店対策を考え実行しました。
詳しくは下記をご覧下さい。
↓
その後、メニューを作り直し、お客様のお悩みに沿ったものにしました。
お店のスタッフと共に、お客様を逃がさないように
新規のお客様にはお礼状、休眠客・既存客にDMをだすタイミング
を考えながら仕組みを作り、
同じ単価なら今までより早く仕上がるようなメニューや同じ時間なら今までより料金をいただけるメニュー
から自然に客単価が上がる仕組みを作ってから新規のお客様を集めるようにしました。
まとめ
このような施策をやることによって、
年間来店回数を少し増やし、客単価も少し増やし、新規のお客様が少し増えると売上が大きくあがりました。
客数と単価と年間来店回数が15%ぐらい平均して上がると売上が約2倍に近づきます。
これらの考えは従業員発想では出ません。経営者発想になる事で気持ちまで変わります。
いつまでも美容師ではなく経営者になりましょう。