こんにちは。
谷川です。
今回のテーマは
【小規模美容室の誰も教えてくれない経営の体験談】
です。
小規模美容室の誰も教えてくれない経営の体験談
私は今で26年間美容室をやってきました。
オープン当時、勢いだけでやってきたので、経営の勉強などはまったくしていませんでした。
美容師の勉強、技術を習得する為に一生懸命レッスンをしてきました。
なので、経営の事はわかりませんでした。
1年目、そして2年目まではそれでいけました。
売上も順調に伸びていき、スタッフも増えてきて個人所得も増えました。
そしてお店を移転して大きくしました。
今から思えばこのころにしっかりと勉強しておくべきでした。
この時から美容室の経営について悩みや疑問が無茶苦茶出ました。
セミナーにもたくさん参加しました。
そして、
ある方と1対1で熱く話していたときに言われてしまいました。
「あなたは商売をしているけれど経営はしていない」
これはもう、とても堪えました。
数字の見方がわからない
ほぼ、手元にある現金しか把握出来ていませんでした。
例えば、
経営者の給料。
我々美容室経営者は個人事業主です。
売上−経費=個人事業主の所得
となります。
お店の年間売上を1000万円にする事はできても、
年収を1000万円にする事はわかりませんでした。
月末になってお金が残っているか。
それだけだったのです。
年収を1000万円にするには、
毎月約85万円の利益が出れば年収1000万円です。
お店の利益
利益には5種類あります。
- 粗利益
- 営業利益
- 経常利益
- 税引き前利益
- 純利益
これらは理解しておくべきです。
粗利益
売上−材料費=粗利益
営業利益
粗利益−経費=営業利益
経常利益
営業利益−営業外費用(支払利息)=経常利益
税引き前利益
経常利益−(特別利益−特別損失)=税引き前利益
特別利益・特別損失は売上以外のもの
純利益
税引き前利益−税金=純利益
と、なります。
これは、1人美容室であっても必要な基本的な知識です。
確定申告は自分で出来るぐらいに勉強しましょう。
他にもいっぱいある経営者の勉強
経費の節約と言っても経費の事がわかっていないと出来ません。
年間計画を作るには数字が必要ですし、販促費にかけるお金や時期、
資金繰りや借入のタイミング、利息。
そして、
営業についても同様に学ばなければならない事がたくさんあります。
純利益をいくら作るかを考えることから始めてみましょう。
まとめ
美容室の経営を学ぶということは、利益を生み出す仕組みを作り、安定して利益出し続ける仕組みを作り上げるということです。
コロナウイルスの影響で売上減少している美容室経営者は、
今こそ、そしてこんな時だからこそ勉強して経営者としてのスキルアップをしましょう。